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【社員インタビュー】技術も山も、自分のペースで一歩ずつ——安藤さんが語る「登る楽しさ」と仕事の共通点

こんにちは、エクサースブログ編集部です。
今回ご紹介するのは、技術部で活躍する安藤さん。
入社5年目を迎えた今、日々の仕事に向き合いながら、趣味の登山にも情熱を注ぐ安藤さんに、これまでのキャリアやライフスタイルについてお話を伺いました。
ウェブ業界から組み込みの世界へ
安藤さんがエクサースに入社したのは2020年の9月。ちょうどコロナ禍の真っただ中でした。
「もともと神奈川でウェブアプリケーション開発をしていました。ちょっと先が読めない時期だったので、地元に戻ることにしたんです」
前職では、銀行関連のシステムを扱っていたとのこと。高い精度と緊張感が求められる環境の中で、多忙な日々を送っていたそうです。
「大規模な統合案件で、基盤が違う複数のシステムを無理にまとめようとして不具合が起きたり…大変でしたね」
その経験を経て「別の業界も見てみたい」と一念発起。名古屋近郊で通える会社を探していたところ、エクサースと出会い、まったく新しい分野である“組み込み開発”に飛び込んだのです。

文系出身から技術者の道へ
意外にも、安藤さんの出身は文系。
「営業職には向いていない気がして…。何かスキルを身につけたくて、プログラミングを始めました」
未経験からITの道を志し、某会社の子会社で4カ月の研修を受け、その後実務経験を積んで技術を磨いていったそうです。
「文系でも、感覚的なところから入れる分、プログラムにも柔軟に取り組める気がします。コードを書くのも、ある意味“表現”なんですよ」
その言葉には、経験者ならではの自信と柔らかな視点がにじみ出ていました。
「見えるものを動かす」楽しさ
エクサースでの仕事について伺うと、前職との違いがとても新鮮だったと語ります。
「実際に基板をはんだごてで配線して、オシロスコープで信号を見て…とにかく“目で見て動かす”感覚があるんです。難しいですが、やりがいがありますね」
アプリケーション開発とはまた違った「手触りのあるものづくり」が、安藤さんのモチベーションを支えているようです。
登山は“自分と向き合う時間”
そんな安藤さんのもう一つの顔は、山好きの“山ガール”。
「登山を始めたのは3年ほど前。友人に誘われたのがきっかけです。今では月に2回は登るペースです」
近場の低山から、長野方面への遠征まで。時には一人でふらりと山に出かけることもあるそうです。
「自分で決めた工程を、自分の力で登り切ったときの達成感がたまりません。ご来光を見られたときは本当に感動しました」
なんと富士山にも2度登頂済みとのこと。
夜明け前の暗闇の中を登り、山頂で朝日を迎えるという、まるでドラマのような瞬間を体験しているそうです。

登山と仕事の共通点
安藤さんにとって、登山は単なる趣味以上のもの。
「自分でルートを考えて、一歩ずつ登っていく。計画通りにたどり着けたときの達成感は、バグを乗り越えてシステムが動いたときの感覚に似ていますね」
仕事と趣味が自然とリンクしている——その感覚こそが、安藤さんの“強さ”かもしれません。
女性エンジニアとしての思い
今のプロジェクトでも、女性は安藤さんだけになる可能性があるそうです。
「女性が少ない業界ではありますが、だからこそ、もっと増えていってほしいですね。文系出身でも、ものづくりは楽しめますよ」
その言葉には、未来の仲間へのエールが込められていました。
最後に
異業種からの転身、文系からの技術習得、そして登山というライフワーク。
安藤さんの話からは、「自分のペースで、でもしっかりと前に進む姿勢」が強く感じられました。
これからもエクサースで、安藤さんらしい一歩一歩を積み重ねていくことでしょう。
次回の社員インタビューもどうぞお楽しみに!