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パンチカードの時代から、今も現場へ。──人とのつながりが、エンジニア人生をつないでいく

コンピューターがまだ「特別な存在」だった時代から、AIが当たり前に使われる今まで。長いキャリアの中で、技術の変化を最前線で見つめ続けてきたエンジニアがいます。

今回お話を伺ったのは、長田さんと武岡さんのお二人。かつて同じ会社で働いたご縁があり、その後も人とのつながりを通じて、現在のエクサースとの関わりへと続いています。

見てきたコンピューターの変化、エンジニアという仕事の面白さ、そして時代が変わっても揺るがない大切なこと。ざっくばらんに語っていただきました。

コンピューターが、まだ「部屋いっぱいの機械」だった頃

お二人がエンジニアとして歩み始めた頃、コンピューターは今のように誰もが当たり前に使うものではありませんでした。

家庭用パソコンが普及する前の時代。コンピューターといえば、部屋いっぱいに機械が並ぶ大がかりな設備でした。プログラムを作るのも、画面にコードを打ち込むのではなく、紙のカードに穴を開けて読み込ませる——そんなやり方が当たり前だったといいます。

プログラムが増えれば、カードの束も増えていく。 それを機械に読み込ませ、動作を確認する。 うまく動かなければ原因を探し、また直す。

その地道な積み重ねの先に、一つのソフトウェアが出来上がっていく。長田さんは当時から、ハードウェアにも精通したエンジニアとして周囲から頼られる存在だったそうです。武岡さんもまた、音や振動の解析に関わるシステムなど、研究所向けの専門的な開発に携わってきました。

金融系のシステムとは少し違う、研究・計測・産業分野に近いものづくり。目に見える製品の裏側で、性能や品質を静かに支える仕事です。

暮らしの「静かさ」の裏側にも、技術がある

取材の中で印象的だったのが、音や振動の解析にまつわるお話でした。

たとえば、車の走行音。家電製品の振動。私たちは普段、「最近の洗濯機は静かだな」「冷蔵庫の音、気にならなくなったな」と、何気なく感じています。

けれど、その「静かさ」の裏側には、音や振動を測定し、どこで共振が起きているのか、どの部分を改善すればエネルギーのロスを減らせるのかを丁寧に分析する技術があります。

ただ音を小さくするだけではありません。無駄な振動を減らすことで、エネルギー効率まで良くなる。そうした改善の積み重ねが、今の暮らしや製品の快適さを形づくっているのです。

目に見えないところで、ものづくりを支えている——。それもまた、エンジニアという仕事の大きな魅力です。

AIの進化を、冷静に「道具」として見る

近年はAIの進化によって、アプリも文章も画像も、短時間で生み出せるようになりました。そんな時代の変化について尋ねると、お二人はとても落ち着いた表情で受け止めていました。

AIは便利な道具であり、使うこと自体は自然な流れ。ただし、出てくる情報がすべて正しいとは限らない。大量のデータの中に誤りが多ければ、間違った答えが返ってくることもある——。

だからこそ、その道具をどう使うか。出てきた結果をどう判断するか。そこが何より大切だといいます。

武岡さんは、かつて人工知能が注目され始めた時代にも関心を持っていたそうです。当時はまだ実用化には遠く、「本当に知能になるのか」と感じる時期もあったとのこと。

それでも長い時間をかけて、技術は今のAIへとつながっていきました。進化は突然生まれるものではなく、先人たちの積み重ねの上に成り立っている。お二人の言葉から、そんな技術の本質が伝わってきます。

仕事をつないできたのは、人とのネットワーク

お二人が今もエクサースに関わるきっかけとなったのは、かつて一緒に働いた人たちとのつながりでした。

定年後は家庭菜園などを楽しみながら、ゆっくり過ごすつもりだったという長田さん。ところが以前の上司や知人から声がかかり、再び現場へ。武岡さんも、昔ともに働いた人たちを通じて声がかかり、エクサースとの関わりが始まったといいます。

「人と人とのネットワークで、今ここにいる」

その一言が、強く心に残りました。

どれだけ技術が進化しても、仕事は人との関係の中から生まれていく。誰かが「あの人なら大丈夫」と言ってくれる。一緒に働いた経験が、次の仕事へとつながっていく。

エンジニアとしての技術はもちろん大切です。けれどそれ以上に、誠実に仕事へ向き合う姿勢や、周囲との信頼関係こそが、長いキャリアを支えているのだと感じました。

変わるものと、変わらないもの

携帯電話はスマートフォンになり、コンピューターは身近になり、AIが当たり前に使われる時代になりました。

ツールも技術も、大きく変わり続けています。

それでも——離れた人と話したい。情報を伝えたい。誰かの役に立つものを作りたい。その根っこにある思いは、ずっと変わりません。

人が人として生きている限り、必要とされるものは必ずある。だからこそエンジニアの仕事も、形を変えながら続いていく。お二人の話には、そんな確かな手応えがありました。

これから、エンジニアを目指す方へ

エンジニアの仕事は、ただプログラムを書くことだけではありません。

目の前の課題を理解すること。仕組みを考えること。誰かの困りごとを解決すること。そして、人とのつながりの中で信頼を積み重ねていくこと。

時代がどれだけ変わっても、ここは変わらない大切な部分です。

新しい技術に触れながら、現場に向き合い、人との関係を大切にする。そんな仕事に興味がある方にとって、エクサースはきっと、多くの学びと出会いがある場所です。